現段階ではTortoiseSVNを使ったことがある人を対象にしています。
Bazaarの公式サイト
http://bazaar.canonical.com/en/
まず、BazaarはGit、Mercurialに比べて以下の点が特に優れています。
・日本語に対応している
(モノによってはエンコードエラーは発生する可能性あり)
・空のフォルダをコミットできる
(Git、Mercurialはフォルダを管理対象として見ていない)
3つのうち一番動作が遅いらしいですが、Subversionから最もスムーズに移行できるのがBazaarだと思います。(※Gitは使ったことがありませんが)
少し古い記事ですが、比較はこちらの記事が参考になるかと。
分散バージョン管理Git/Mercurial/Bazaar徹底比較
http://www.atmarkit.co.jp/fjava/rensai4/devtool03/devtool03_5.html
インストール作業
●Bazaarのダウンロード
Windows用インストーラのダウンロードページからStandalone版のインストーラをダウンロードします。
2011年12月現在ではバージョン2.4.2、2.3.4、2.2.3の3つの安定版がありますが、
2.4.2では日本語のパスがあると一部機能が動作しないバグがあるので 2.3.4を利用するのがベストです。
バージョン2.4.xから差分ビューでタブ幅が変更できるようになるので、バグがなくなればそちらに移行したいのですが。。。
※注意
これに限らずBazaarは安定版といいつつ結構バグが残っているので、次のバージョンが出て枯れ始めたバージョンを使うことをお勧めします。
●Bazaarインストーラの起動
インストーラを起動したら「NEXT」でインストールを進めてください。
構成を選択する画面が出たら、以下の2つにチェックを入れてください。
・Windows Shell Extensions(TortoiseBZR)
・Core Documentation - Japanese
環境変数にパスを追加するとかはお好みで。
Bazaarのインストールはこれで完了です。
が、TortoiseBZRだけでは不足している部分がいくつかあります。
・マージツールを持っていない
・64bitOSでのアイコンオーバーレイができない(※1)
※1:参考
64bit windows 7 で TortoiseBzr のアイコンオーバーレイを実現する方法
http://sgur.posterous.com/45105625
なのでTortoiseSVNでこれを補います。
★追記 2011/01/03
動作確認しました。
BazaarとTortoiseSVNのインストールの順番はどちらでもOKです。
また、TortoiseOverlayのアンインストールをしなくても大丈夫でした。
●TortoiseSVNインストーラのダウンロード
TortoiseSVNのダウンロードページからTortoiseSVNのインストーラと日本語言語パックのインストーラの2つをダウンロードして下さい。(32bit、64bitは正しいものを選んでください)
●TortoiseSVNのインストール
TortoiseSVNのインストーラを起動してください。
デフォルトのまま「NEXT」を押していけばいいです。
続けて日本語言語パックのインストーラを起動してください。
こちらも特に問題なく進みます。
●Windowsの再起動
これでインストール作業は終了です。
●問題点
TortoiseSVNとTortoiseBZRが共存するとなぜかコンテキストメニューのBazaar側のアイコンが見切れてしまいます。
まあ機能に問題はないんですが。
★追記 2011/01/03
どうやらWinXPでは上記の現象が起こるのですが、Win7では起こらないようです。(Vistaは未確認)
設定編へ続く。。。
0 件のコメント:
コメントを投稿